空海ロード

空海が命をかけて進んだ
中国2400キロの道を辿り…

「空海ロード」を開創

静慈圓が空海を求めるなかで残した功績、その1つに「空海ロード」の開創がある。「空海ロード」とは、空海が唐で進んだ中国・赤岸鎮せきがんちんから長安ちょうあんまでのルートを辿る「現代の巡礼道」である。総距離は実に2400キロ。南方コース(赤岸鎮から杭州こうしゅうまで)、運河コース(杭州から開封かいふうまで)、古都コース(開封から西安せいあんまで)の3つのルートで構成された「空海ロード」を紹介する。

空海ロード

静慈圓院がビュー「空海ロード開創までの軌跡」

赤岸鎮の浜にて
せきがんちんの浜にて
空海漂着の地、赤岸鎮に降り立ち、祈りを捧げる静慈圓と日本の僧侶たち。

コース紹介と紀行レポート

南方コースはこちら

空海求法の道2400キロを、
静慈圓の紀行に沿って
追体験していこう。

開元寺 空海堂
開元寺 空海堂
開元寺境内にある空海大師紀念堂に安置されている空海像。扁額は静慈圓書。

運河コースはこちら

空海ロードの2区域めは
水路で進む「運河コース」。
運河沿いには空海伝説が生きていた。

楊州 京杭大運河
楊州ようしゅう 京杭けいこう大運河
遣唐使は杭州から開封までを利用した。

古都コースはこちら

空海一行は、いよいよ
中国仏教発祥の地・洛陽らくようを経て、
古都長安へと道を進む。

大相国寺
大相国寺だいしょうこくじ
555年創建の開封中心部にある仏教寺院。空海が滞在したという伝説が残る。